【夜間の運動】夜に運動をすることで得られる効果6選
- 運動の前には必ずウォーミングアップをする
- 運動の前後にはストレッチをする
- 空腹状態で運動をしない
このように、トレーニングに関して盲目的に従うルールがたくさんあります。
一方で、「夜のトレーニングはしないほうがいい」というような、朝型人間だけが納得できるようなルールもあります。
しかし、夜間の運動と睡眠の質の関係性について調べた研究では、「深夜の激しい運動は睡眠の質を妨げない」と結論づけらました。
さらに、専門家によれば、夜間に運動することは、より長く、より深く眠るのに役立つ可能性があるようです。
また、心臓の健康状態の改善から体重の減少まで、日没後のトレーニングは、あなたにとって最高の効果をもたらす可能性があります。
そんな、夜間の運動のメリットについてご紹介していきます。
夜に運動をするメリットについて
夜間の運動をする際の注意点
本題に入る前に、普段から早朝の運動をしている人が、夜間の運動に切り替える場合に、注意するべきことについてご紹介します。
強度を落とさないこと
夜だからといって、普段よりも強度を落としてトレーニングする必要はありません。
ジムの中ですべてを出し切れば、赤ん坊のように眠れるでしょう。
水分補給
運動前と運動中に水分補給をしなければなりません。
トレーニングに入る前にきちんと水分補給をし、トレーニング中も水分補給を忘れずにするようにしましょう。
クールダウンが重要
クールダウンは、家に帰る前にシャワーを浴びる以上のものでなければなりません。
激しく動いた後すぐに、そのまま家に帰るわけにはいきません。
低強度のセットで心拍数を落とし、落ち着いてリラックスできるようにしましょう。
では、ここからは夜間の運動のメリットについてご紹介していきます。
空腹感が減る
信じがたいかもしれませんが、生理学協会のオーストラリアの研究者たちが発表した研究によると、夕方の運動が空腹感に非常に意外な影響を与えることが判明しました。
研究チームは、「夕方の高強度運動は、空腹を刺激するホルモンであるグレリンの減少に大きく関係している」と結論づけています。
深夜にスイーツの誘惑に負けたことがある人は、夕方にジムに行けば、その欲求を打ち砕くことができるかもしれません。
また、夜間の間食や暴飲暴食を抑えることができるため、減量努力が向上する可能性があります。
夜に運動をすると、運動終了時には体がかなり空腹になっているはずです。
運動後に食事を食べれば、夜中に起きたい衝動に駆られることなく、満腹感を得られるかもしれません。
運動の効果が高まる
寝不足で疲れていたり、仕事のメールが迫っていたりして頭がいっぱいだったり、ただただ面倒だったりで朝の運動をやり過ごしたことはないでしょうか?
このような場合、夜間の運動が解決策になるかもしれません。
コペンハーゲン大学が発表した朝と夜の運動の効果を評価する研究では、より良い結果を得るために夜の運動を推奨しています。
夜間の運動は、長時間にわたって全身のエネルギー消費量を増加させます。
これは、夜間の運動は、あなたのフィットネス努力のマンネリ化や停滞期を打破し、あるいは単に新しいレベルの成果を得るためのきっかけになるかもしれません。
よく眠れるようになる
夜間に運動をすることは、安眠を妨げないだけでなく、より深く長い眠りをもたらし、より休息した気分でその日を迎えることができます。
夜間に体が過剰にエネルギーを消費すると、眠る前に心がリラックスして、より深い休息がとれるようになるのです。
心臓を守ることができる
一般的に、体を動かすことは心身に多くのメリットをもたらしますが、定期的に体を動かすべき重要な理由のひとつは、心臓を保護し、心血管系疾患を予防することです。
夜間のトレーニング、特にレジスタンス・トレーニングは、他の時間帯のトレーニングよりも心臓に良いことが、ミズーリ大学の研究により判明しています。
レジスタンス運動は、夕食後に行うと、血中のグルコースと脂肪のレベルを下げるのに最も強力な効果を発揮するのです。
大袈裟かもしれませんが、仕事の後に高タンパク質の食事を摂り、1~2時間休んでからジムに行けば、人生を変える効果が期待できるのです。
痩せる
もちろん、1日のどの時間帯でも運動は体重を落とすのに役立ちますが、夜間の運動による睡眠の改善、ストレスの軽減は、あなたのダイエットの旅に欠けている要素かもしれません。
体重を減らしたいときは、適切な睡眠時間を確保し、ストレスを減らすようにする必要があります。
適切な睡眠時間を確保し、ストレスを減らすなんてできるのですか?
運動することでストレスが軽減され、眠りやすくなるので、体重を減らすための条件を簡単に得ることができるのです。
ストレスが原因で一日中不健康なスナック菓子に手を伸ばし、体重が増える可能性があるのなら、夜間のトレーニングはそのストレスを軽減し、ひいてはスナック菓子の習慣を減らすのに役立つかもしれません。
運動中に分泌されるエンドルフィンと精神的な気晴らしのおかげで、一日の終わりのストレスを軽減することもできます。
ストレスのために昼夜を問わず余分なカロリーを摂っている場合、その誘惑を和らげるのに役立つのです。
ストレスの軽減
運動が嫌いな人はストレスが溜まるかもしれませんが、基本的に運動はストレスを軽減するものであって、ストレスを誘発するものではありません。
朝日が昇る前に起きて体を動かそうと奮闘することが、喜びよりもストレスを引き起こしているのなら、一日の後半に運動することをお勧めします。
午後からのトレーニングは、慌ただしい一日の仕事の疲れをほぐすだけでなく、早起きのストレスからも解放されます。
運動は心にとって健康的な気晴らしになります。
運動中は、各動作の重量、セット、回数、フォームに集中しており、嫌な事も忘れられます。
運動が終われば、達成感と共に一日の疲れを癒すことのできる、素晴らしい時間が訪れます。
本記事の内容をまとめますと、以下の通りです。
夜間に運動をする際に意識するべきこと
- 強度を落とさないようにすること
- 水分補給を怠らないこと
- クールダウンを雑にしないこと
夜間の運動のメリット
- 空腹感が減る
- 運動の効果が高まる
- よく眠れるようになる
- 心臓を守ることができる
- 痩せる
- ストレスの軽減