【腹筋】筋トレの効果を無駄にしてしまうよくある間違い7選
鍛えられた腹筋を手に入れるには、トレーニングと栄養の両方が重要であることはご存知でしょう。
しかし、正しいフォームで腹筋を行う事が見落とされがちです。
適切な腹筋運動は、腰の怪我を防ぐ最大かつ最も簡単な方法です。
トレーニング中に体幹の筋肉を正しく使えば、安定性とサポート力が増し、一日中動き回っていても体幹を正しく活性化できる可能性が高くなります。
その結果、日常生活で体を痛めたりすることが少なくなります。
よくある腹筋トレーニングの間違いを避けることは、怪我を防ぐのに役立つだけでなく、結果を最大化することにもなります。
腰や骨盤の位置が少しずれただけで、せっかくの努力が無駄になるのは避けたいものです。
ここでは、避けるべき腹筋トレーニングの間違いについてご紹介します。
腹筋トレーニングの間違いについて
動きが早すぎる
トレーニングを行うとき、質より量を重視する人が多くいます。
セットを早く終わらせたいがために、ゆっくりコントロールされた動きではなく、短くて速い動きになってしまうのです。
これでは、筋肉の関与と発達が制限されます。
コントロールされた動きは、より強い腹筋を作るために重要な要素です。
また、速すぎる動作は背骨を痛める原因になります。
コントロールしながら行わないと、積極的な屈曲や伸展によって背骨に大きなダメージを与えることになるのです。
息を止める
腹筋のトレーニングでは呼吸も重要であり、息を止めることはよくある間違いです。
適切な呼吸をすることで、筋肉の酸素が十分に流れ、腹腔内圧が維持され、体幹の安定と効果的なトレーニングに不可欠です。
息を止めると、体内の圧力が上昇し、それに伴って血圧も急激に上がります。
この状態は特に心臓や血管系に負担をかけ、高血圧のある人には特にリスクが高まります。
ですから、腹筋運動中は呼吸に気をつけましょう。
筋肉がリラックスしている間は息を吸い、筋肉が収縮している間は息を吐くことを心がけましょう。
腹直筋しか鍛えない
よくある間違いは、腹筋の前面(シックスパックの部分)だけに集中して、他の筋肉をおろそかにすることです。
このアンバランスな腹筋のトレーニングは、姿勢の悪さや腰痛の原因になります。
腹筋の最上層を構成する筋肉は腹直筋と呼ばれる筋肉で、多くの有名な腹筋運動はこの筋肉をターゲットにしています。
しかし、腹筋のトレーニングには、腹斜筋と腰の筋肉を一緒に鍛えるべきです。
勢いに頼る
勢いに頼るのは、よくある腹筋トレーニングの間違いです。
勢いを使うと、動作に必要な筋肉の収縮が減少します。
特に腹筋のトレーニングでは、腹筋群に集中的に負荷をかけることが目的ですが、勢いに頼ることでその効果が薄れ、期待した筋力アップや筋肉の成長が得られなくなります。
重要なのは、体幹の筋肉を使うことです。
勢いに頼ろうとする誘惑に負けず、活性化させたい筋肉について考えるようにしましょう。
マインドと筋肉の結びつきを強くすることが、筋肉の活性化と効果を高めるのです。
ですので腹筋をする時には、どの筋肉が使われているのかをしっかりと意識して行うようにしましょう。
腰やお尻が下がる
腰と骨盤の位置は、腹筋トレーニングの効果を大きく左右します。
特にプランクのような体幹を鍛える運動で、体が一直線に保たれず、腰が垂れ下がってしまうことがあります。
腰が下がると、腰椎に過度の圧力がかかり、背中や腰の痛みの原因となります。
また、運動の効果が低下し、目的とする筋肉への刺激が減少します。
この問題を避ける為には、フォームを直すしかありません。
鏡でフォームチェックをしたり、一緒にトレーニングをしている人がいるのなら、見てもらいましょう。
意識するべきことは、腰が床と平行になるようにすることです。
首を緊張させすぎる
腹筋運動中に首を無理に使うと、首に負担がかかり、運動の効果も低下してしまいます。
正しく腹筋運動を行うためには、首を前に押し出すのではなく、背中の下部をしっかりと床に押し付けることが重要です。
この動作により、腹筋に集中して効率的に力を入れることができます。
もし腹筋運動をしていて首が痛くなる場合は、首の位置を見直し、腹筋をより意識して収縮させるようにしましょう。
首の後ろで手を組む代わりに、腹筋運動中は手を頭の横に軽く添えるか、胸の前で交差させるようにしましょう。
これにより、首への不必要な負担を減らし、腹筋トレーニングの効果を高めることができます。
無理に体をねじる
ロシアンツイストなどの腹筋運動を行う際には、大きく体をねじる動きを控えることが大切です。
腹筋の主な仕事は、脊椎を安定させて不要な動きを防ぐことです。
そのため、運動中は下部の脊椎を動かさずに、上半身だけを軽く回転させるようにしましょう。
実際には、腹筋が回転するのではなく、体をねじる力に抵抗していると考えてください。
この方法で腹筋運動を行うと、背骨を守りながら体幹の筋肉をより効果的に鍛えることができます。
まとめ
- 動きが早すぎる
- 息を止める
- 腹直筋しか鍛えない
- 勢いに頼る
- 腰やお尻が下がる
- 首を緊張させすぎる
- 無理に体をねじる
これらの注意点を気にしながらだと、トレーニングが難しく感じられるかもしれませんが、それは筋肉をより効果的に使っている証拠です。
シックスパックを目指しているなら、これはあなたが目標に一歩近づいている証です。