【腹筋】腹筋のトレーニングは毎日やっても効果があるのか?
本当に腹筋を鍛えたいのなら、毎日努力するしかないと思うかもしれませんが、毎日腹筋を鍛えるのは、良いことよりも悪いことの方が多いかもしれません。
多くの人は、毎日のように腹筋運動をすれば腹筋が鍛えられ、その部分から脂肪が燃焼されるという考えを持っています。
しかし、毎日腹筋を鍛えることは、自然と低強度のトレーニングになってしまいます。
低強度で腹筋を鍛えすぎると、筋力や筋肉をつける活動ではなく、持久力型の活動になってしまいます。
では、腹筋を鍛える頻度はどれくらいがいいのでしょうか?
正しい頻度についてご紹介します。
腹筋のトレーニングを行う頻度について
腹筋を鍛える頻度
結論から言ってしまうと、腹筋を鍛える頻度は、1週間に3日にしましょう。
腹筋は、以下の3つの部位に分類されます。
- 腹直筋
- 腹斜筋
- 腹横筋
この3種類の筋肉を1日で鍛えましょう。
トレーニングのスケジュール例としては、このような感じです。
月曜日 : 腹筋トレーニング
火曜日 : 休み
水曜日 : 休み
木曜日 : 腹筋トレーニング
金曜日 : 休み
土曜日 : 腹筋トレーニング
日曜日 : 休み
もっと鍛える頻度を増やしたいです。
でしたら、部位ごとに分けてトレーニングを行いましょう。
上記のスケジュール例は、1日のトレーニングで腹直筋、腹斜筋、腹横筋の3つを鍛えるものですが、もっとトレーニングを行いたい場合は、1日に腹直筋だけを鍛えるように、部位に分けてトレーニングしましょう。
このような場合のトレーニングスケジュール例は、以下のようになります。
月曜日 : 腹直筋
火曜日 : 腹斜筋
水曜日 : 腹横筋
木曜日 : 腹直筋
金曜日 : 腹斜筋
土曜日 : 腹横筋
日曜日 : 休み
毎日同じ部位を鍛えるのは何が悪いのですか?
毎日同じ部位を鍛えたりすると、かえって筋肉の分解が進みやすくなります。
ですので、おすすめのトレーニング頻度は週に3日で、フォームを完璧にできる自信があるのであれば、部位ごとに分けて週に6日トレーニングするといいでしょう。
もう一つトレーニングをする上で注意するべきポイントがあります。
それは、筋肉痛になったときです。
筋肉痛の状態でトレーニングを行うと、怪我につながったりしますので、筋肉痛が起こったときは素直に休みましょう。
腹筋を鍛えすぎないほうがいい理由
腹筋に限らずトレーニングのやりすぎは、筋力アップに必要な強度や回復時間が得られないうえに、筋肉の使いすぎによるケガのリスクも高めてしまいます。
筋肉の中でも腹筋は非常に傷つきやすい部位なのです。
さらに、腹筋は巨大な筋肉で構成されているわけではありません。
そのため、単独で大きな負荷をかけたり、一貫して強い刺激を与えたりしても、腹筋はあまり反応しないのです。
腹筋トレーニングのやり方
腹筋や体幹を鍛えたいのであれば、無酸素エネルギー系で筋肉を疲労させるような比較的ハードなトレーニングをすることがおすすめです。
しかし、フォームが完璧でないと狙った部位をピンポイントで効かすことができないので、トレーニングのやり方が悪かった場合、6日連続で腹直筋を鍛えてしまっている事になるかもしれません。
高強度で短時間の運動を適切な回復時間とともに行うほうが、20分程度の低強度の運動を頻繁に行うよりも、筋力増強の効果が得られます。
また、腹筋だけでなく体幹も一緒に鍛えるようにしましょう。
体幹トレーニングは、総合的な筋力、パフォーマンス、ケガの予防に非常に重要です。
体幹が弱ければ、すべてのトレーニング効果が損なわれることは間違いありません。
特にデスクワークをしている人は、姿勢が丸くなりやすい傾向があります。
また、腹筋は腰椎の保護に大きく関わっています。
腹斜筋と腹筋を鍛えることで、腰痛を予防することができます。
ゆっくりとトレーニングを行い、呼吸法をよく覚えておくことも、真の腹筋の強さと機能を発達させるのに役立ちます。
おすすめの腹筋トレーニング
以下でご紹介するトレーニングは、背中の筋肉も鍛えられるバリエーションに富んだもので、あらゆる方向の力に抵抗できる体を作るのに役立ちます。
腰椎の過度な伸展を防ぐトレーニング
- プランク
- ショルダー・タップ・プランク
- アブローラー・プランク
体幹の側面の屈曲を防ぐトレーニング
- サイド・プランク
- ベンチ・オブリーク・ホールド
- シングルアーム・ファーマーズ・ウォーク
腰椎の過度な回旋を防ぐトレーニング
- デッド・バグ
- パロフ・プレス
- ハーフ・ニーリング・チョップ
普段の腹筋トレーニングで行っている種目に飽きたときは、これらのトレーニングを取り入れると新鮮な気持ちでトレーニングに挑む事ができます。